京都で全国初の空き家税導入

いよいよ来ましたね「空き家税」が。京都市で全国初となる「空き家税」の導入が正式決定されました。総務省も同意ということでこの流れは時間を置かず全国の自治体に広まっていくだろうと安易に想像がつきます。今回の「空き家税」は倒壊の恐れがある住宅に限らず全ての空き家が対象になるようです。セカンドハウスや別荘も「空き家税」の対象です。固定資産税とは別に空き家税が課税されるわけでいわば二重課税となるわけです。別荘も対象となると関東圏では、那須や軽井沢あたりは早速「空き家税」を導入したくなりそうですね。もっとも別荘を持っているくらいの裕福層にとっては「空き家税」など屁でもないのかもしれませんが、親御さんの別荘や空き家を相続した人にとっては堪りませんね。「空き家税」が嫌なら建物を壊すしかないですけど、そうなると解体費用もかかるし更地になると今度は固定資産税が高くなるので対処に困りますよね。

空き家税の導入によって不動産を売却する人が増えてくるの事も予想できますので、不動産の買取をしている僕のような会社にとっては売却するお客様が増えるのは正直いって嬉しいと言えば嬉しいけどこの「やり方」が気に入りませんね。住宅供給を推進するために「増税」って一種の脅しですよ。「脅して家を売らせる」なんて悪徳不動産屋まがいのことを国がするんですからちょっと納得がいかない。やり方が逆だと思うんですよ。「空き家を持ってたら税金取るぞ」というのではなく、「空き家を売ったら減税するぞ」という方法がいいと思うんです。例えば空き家を売ったらそれまでに対象物件に払っていた固定資産税を所得税から控除するとか、年末調整で還付するとか増税以外のやり方があると思うんですけどね。優秀な人間が政治家や官僚になっているのだからそれくらいの事は考え付くのは造作もないでしょう。なのに「増税」に持っていく根性が気に入らないです。しかもこの「空き家税」って多分だけど買い取った不動産会社にも課税されると思うんですね。なにせ再版目的で不動産会社が購入した不動産にも不動産取得税を課税するよう国ですから不動産会社にも空き家税を課税するはずです。一体、どんだけ税金を取るんだよって思いますね。いずれにしても空き家税は直ぐに全国で導入されるでしょう。そうなる前にお手持ちに空き家を持っているお客様は売却を検討した方がいいと思いますね。手前味噌で恐縮ですが弊社では仲介での販売はもちろん買い取りも積極的に行っていますので、不動産売却の相談事や悩みごとがあったらお気軽にご連絡くださいね。それにしても、「空き家税」とかホントに最近の日本は庶民に優しくないですよね。