敬老の日
今日は敬老の日で祭日です。敬老の日って父の日よりも地味だと思いませんか?何かイベントがあるわけでもなく母の日のカーネーション的なお約束もあるわけじゃないし。子供の頃、敬老の日になると母が近く(といっても子供には結構距離がある)に住む祖父母に会いに行きなさいと言っていましたが、昭和のテレビが最高のインドアの娯楽だった時代に子供にとって祖父母の家ほど退屈な空間はありません。祖父母の家で観るテレビ番組といえば、相撲~笑点~プロレス(または巨人戦ばかりのプロ野球)で僕がみたいマジンガーZやデビルマン、キューティーハニーは観られない。唯一見る事ができるのはサザエさんくらいです。マンガ本もなくあるのは新聞だけ。さすがに祖父母の家では間が持ちませんので敬老の日だからといってチャリを漕いで祖父母の顏を見に行くことなどなかったですね。自分が還暦を過ぎて孫でもいる人は孫の顔を見るのが楽しみという人もいるでしょうけど、僕は孫もいませのでやっぱり敬老の日はピンときません。今日だって何で祭日なのか言われるまで気づきませんでした。そして何より今では敬老の日の対象年齢は65歳だそうで僕はまだ対象外。僕の子供頃は60歳が敬老の日の対象年齢だった気がします。そう考えると敬老の日対象年齢=年金支給年齢という定義なんですかね?でもそうなると年金支給されるだけですでに十分「敬老」されえているのでわざわざ敬老の日を設定する必要はないですよね。いやむしろ、年金支給を支えてくれているのは若者や現役世代ですから老人が若者・現役世代を敬うべきではないかと思ったりします。ましてや国連で「準貧困国」に認定されるような日本国にしてしまったのは僕らの様なジジババだから若者に敬われる資格はないとすら思います。「敬老の日」じゃなくて「蔑老の日」と若者に思われても仕方ないくらいです。だから何のイベントも子供や孫から何のリアクションもなくても「敬老の日」という有名無実な祭日だけでも存在することはありがたいことです。
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