長野市の公園廃止問題におもうこと
長野市で近隣住民からの「公園がうるさい」とのクレームを受けて、公園が廃止・閉鎖になるというニュースで世間が少しザワついています。騒音問題というのは周りに何もない田舎に住まない限りどこにでもあります。世論の大半はクレームをいれた側とそれを受け入れて公園廃止の決定した長野市に対して批判的な意見が多いようです。確かに、公園で遊ぶ子供の声がうるさいから公園を無くす。というのは世知辛い世の中だと思います。今の時代は「除夜の鐘」すら騒音と言われてしまう時代ですからね。ただ公園がうるさいのも事実なんです。子供の声だけならまだしも、駐車場でエンジンをかけっぱしにしている車が有ったり、公園に桜でも植えようものなら春には花見で大宴会が繰り広げられていたりしたら近隣に住んでいる人は堪ったものじゃないのも事実です。子供遊び声より、むしろ公園を利用する大人のほうがうるさくて迷惑だったりします。長野市の公園がどんな状況なのか知らないのでなんとも言いようがないけど、いままでそこで遊んでいた子供は可哀そうだなと純粋に思います。子供にやさしい社会を作らないと少子高齢化は止まりませんよね。
不動産業界における公園の立ち位置
不動産業界ではある一定以上の広さの土地を宅地開発する場合は、公園などの公益用地を設置することが義務付けられていますので、大きな開発現場ではどこかに公園があります。公園に隣接する敷地(物件)は早く売れるし価格も少し高目に設定されていることが多いです。それは不動産業界においては公園が近くにあるというのはどちらかと言えば【メリット】とさてれいるからです。実際のメリットとしては公園には建物が建たないので開放感があり日当たりが良かったりします。逆にデメリットとしては「騒音」そして隣地が空き地なのでセキュリティ面での不安があります。それでも子供が小さいうちには公園が近くにあるのは本当にいいです。僕も子供が小さい頃は近くに公園があってよく遊びにいきました。公園が近くにないと結局『道路族』になっしまったりしますよね。狭い道路で遊ぶのは子供が可哀そうだし何よりも危険です。子供だけじゃなくてご高齢の方も公園が近いのは嬉しいと思います。僕の出勤路にある公園では毎朝のように数名の御高齢者のかたがベンチに座って楽しそうに話をしています。また公園は憩いの場所と言うだけじゃなくて消防車のような緊急車両を止めたたり災害の時には避難場所にもなるという【メリット】もあります。
音が苦手な人が避けるべき場所
とはいっても、音が苦手な人もいますからね。現在の建売のサッシはペアガラスが使われいるので昔よりは音を遮断しますけど気になる人は気になります。そのような方は、公園以外にも学校の近く避けた方がいいでしょう。それと何といっても線路と道路ですね。線路は電車なので深夜をすぎれば走りませんが、道路は夜中でも車は通りますのでなかなかキツイです。線路と道路は音以外にも振動もありますからね。どっちにしても物件を内覧する際には「音」にも注意を向けるのことが大切です。接道している道路の状況は地元の不動産屋さんなら知っていますけど(むしろ知っていないとヤバイ)、音・臭い・振動の感じ方は個人差があるので不動産営業マンとしては、気になるとかならないとかは言えないんですよね。
でもやっぱり公園は有った方がいいと思います
話は戻りますが、公園についてはこのように賛否両論あるけれど僕の個人の感想としては公園は有った方がいいなって思います。子供に騒ぐなというのは確かに無理なんですど、せめて大人は近隣の住民の方に配慮して欲しいですね。大人が車のエンジンや花見や公園飲みを止めてゴミもちゃんと持ち帰ったりすればそれだけで随分違うと思います。いまは学校の校庭でも遊べないようですし、どらえもんやサザエさんに出てくるような空き地もありません。そとで子供たちが遊ぶ場所が少ないんですよね。昭和オヤジの僕としてはなんだか可哀そうに思えるのです。そして公園がなくなると営業マンが昼寝する場所も減っちゃいますし(笑)昼寝してもいいですが車のエンジンは切ってね。近隣に迷惑がかかるので。
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