天皇誕生日と古事記
今日は「天皇誕生日」で祭日ですね~。不動産業界に長くいると祭日はほぼ仕事なので「祭日」は知っているけど「何の日」か忘れますよね。ましてや今上天皇はまだ6年目ですからね。読書が趣味のボクが天皇陛下というと真っ先に思い浮かぶの本は「古事記」です。「古事記」は名前は聞くけど読んだことがない人も多いのではないかな?ボクと同世代でも名前だけ知っているという人が大半です。なんでも戦前・戦中は学校教育の一環で「古事記」を学んでいたみたいですけど、戦後は学ばなくなったようです。というのは「古事記」は天皇の歴史だからなんですね。同じ歴史書でも「日本書紀」は「国の歴史」で「古事記」は「天皇家の歴史」というような内容になっているんですよ。いうなら「古事記」は国内向けで「日本書紀」は海外向けに書かれたというところです。最初の天皇は神武天皇ですけど神話の中の人物といわれています。「古事記」でザックリ説明すると、イザナギとイザナミが結婚して日本国を産みます。そのあとイザナギが死んだイザナミに会いに黄泉の国に行くけどそこで大喧嘩。その後イザナギが男なのに子供を産みます。それがアマテラス・ツクヨミ・スサノオです。その中のスサノオは黄泉の国の母に会いたくて駄々をこねます。色々あった末にスサノオは天界追放され地上でヤマタノオオチを退治してクシナダヒメと結婚。オオナムチ等の子供を産みます。オオナムチは因幡の白兎を助けた功徳で美人と結婚しますが嫉妬した兄達に何度も殺されては生き返りついにはスサノオの所に里帰りしますがスサノオのDVが酷くて再び逃げかえりオオクニヌシという名前を貰いました。オオクニヌシは国を納めますがアマテラスがその国を譲り受けアマテラスの孫のニニギが国を統治するために地上にやってきた。これを天孫降臨といいます。そこからまた海彦・山彦が生まれてその山彦の孫が初代天皇の神武天皇です。ね?古事記もなかなか面白いでしょ。この神武天皇からずっと続いているのが天皇家で、「万世一系」といいます。このようなカタチで2500年以上も国が続いているのは日本しかありません。つまり日本は世界で一番歴史の長い国なんですね。ボクは日本人として誇りを持っていいと思います。男系男子の皇位継承について様々な意見がでていますがボクは男系男子に拘らなくてもいいと思っています。昔も女性天皇はいたし、今の時代は「男女」で区別したら「なんとかハラスメント」になっちゃうでしょ。
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