フランスのデモに思う事
フランスでデモの様子がいまだにSNSのタイムラインに流れてきます。今回のデモは年金支給年齢を現行の62歳から64歳へ2年引き上げることに対してのデモ行動で参加者は100万人を超えているそうです。車両が燃えたりパリの街がゴミだらけになっている動画や画像を見ると顔をしかめたくなる一方でこのようなフランス人の国民性に一種の憧れも感じます。フランスはことあるごとに国民がデモをしますますがこれはフランス革命以来のフランス人の国民性という指摘もあり納得します。それに対して日本人はどうでしょうか?年金支給年齢をどんどん上げられ社会保障料や増税をされ挙句の果てに国会議員がどんな不祥事を隠蔽してもただネットで文句を言うだけでデモどころか国政選挙にすら行かない人が約半数もいるんですね。これも日本人の特徴でしょうね。江戸時代から為政者や権力者を「お上」といって祭り上げて「お上と喧嘩しても勝てない」というDNAが一般庶民の中に根付いている。だからどんな悪政をされようともただ我慢しているだけで何の抵抗もしない。そういう国民性が作り上げらているのだと思います。まさに「お上」の扱いやすい国民が日本なのだと思います。また、フランスのデモをみていると今回の年金の件も直接関係のある年齢層だけでなく若者が多数参加しているのも驚きとともに感動すら覚えます。日本の政治はとかく若者を排除する傾向があります。何故なら若者は選挙に行かないから票にならないからです。また日本の政治家の大半が僕達どころか僕達の親世代によって占められているからです。こんな政治を続けているから日本はどんどん衰退してるのでしょうね。僕なんてどうせあと何十年も生きてはいませんからある程度諦めの境地ですが、若い世代や子供を持つ親の世代には頑張って明るい未来を作って行って欲しいですね。そのためには自分とこの国の未来を達観しないで欲しいと思います。もっとも、今のままで日本が進んでいくならこの国から若者は去っていくでしょう。限界集落という場所がありますが、日本も「限界国家」になりつつあるのではないかと感じています。
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