ついに放置空家増税を政府が検討に。
政府がついに放置空家について固定資産税の軽減特例から外すことを来月から検討に入るという報道がアナウンスされました。いままでも放置空家については増税の方向であると言われていましたがついに実際にそのような方向になりそうですね。それにより放置空家のリスクヘッジと中古住宅市場の活性化を狙うということなのでしょう。弊社のように中古住宅を買い取っている不動産会社には喜ばしいことなのは間違いなのですが、増税の波状攻撃にはウンザリした気持ちになるのも事実です。
空家のリスク
親御さんからの相続などで空家のまま放置されている物件は結構あり弊社でもこれまでそうした多くの中古住宅を買い取りさせていただきました。放置空家には様々なリスクがあります。一番考えられるのは倒壊や火災によるリスクです。多くの放置空家には火災保険が付保されていません。自分が住んでいないのだから当たり前ですがその場合に火災等で隣の家に損害を与えても何の保証もありません。空家だから火災はないだろうと思う人もいるかもしれませんが恐ろしい事に放火で火災を起こしてしまった空家の例を実際に知っています。また庭の草木も放置されていると近隣の家に迷惑をかけるし草刈りにも手間暇やお金がかかります。そして何の利用もしていないのに毎年固定資産税がかかります。今の所は軽減特例で減税されていますがその特例から放置空家を除外するというのが今回の検討事項でしてそうなると試算では現在の税額の4倍ほどの固定資産税が課税されるという事です。そうならない為にはメンテナンスを行わなけばならず、どちらにしても空家を所持するリスクは高まりそうです。
負の財産
そもそも、放置空家の多くは相続で取得した物件が多いです。賃貸にしたり利用できる物件ではなくそのまま放置空家になるんですね。そして持っているだけで様々なリスクを背負いなおかつ金銭的負担もかかるのが放置空家です。こうなると完全に「負の財産」と呼ぶ以外にないですね。弊社が買い取らせていただいた空家物件もそのほとんどが相続した方にとって「負の財産化」していたような物件ばかりです。そのような物件はやはり売却して現金化するのが一番いいと思います。不動産なんてただ持っているだけは何の意味がないどころか負担にしかなりません。これは商売だからそう言っているのではなく本当にそうだからです。僕も商売柄「負の財産」になりそうな不動産物件をいくつか所有しています。正直、「無償で差し上げてもいいですよ」という不動産もあります。それくらい利用しない不動産程無駄な資産はありません。賃貸等で貸し出して利用するか売却して現金化するかどちらかを選択しないとやがて「負の財産」として子供に残すことになってしまいます。ここからは商売ですが(笑)そんな放置空家を所有しているお客様はぜひ弊社までご相談ください。どんな物件でも買い取りを前向きに真剣に検討させていただきます。また空家の管理も数に限りがありますが承っていますのでお気軽にお声がけしてくださいね。

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