『文化の日』に思う事。
今日は『文化の日』で祭日でしたね~。出勤するまでスッカリ今日が祭日であることを忘れてました。『文化の日』ってなんか馴染みが薄くて忘れがちです。昭和21年に日本国憲法が公布された日であり、それ以前は明治天皇の誕生日の明治節でした。『憲法記念日』は日本国憲法が施行された日で『文化の日』は公布された日です。
文化ってなんだろ?
『文化』って良く聞く言葉だけど、実際に『文化』って何?って聞かれたら明確に答えられません。Wikによると【1、ハイカルチャーのように洗練された生活様式。2、ポップカルチャーのような大衆的な生活様式。3、伝統的な行為】という意味で良く使われるらしい。ボクは③の伝統的な行為が『文化』だという思いは強いけど、一般的には大衆文化の方が馴染みが深いですよね。まぁ時代や地域によって変わっていくものが『文化』ということでしょうか。
変わりゆく文化
建築・不動産業の世界もボクが過ごした35年ほどの間に『文化』は変わりましたね。例えば、昔の住宅は3LDK・3DKが主流でしたが今は4LDKが当たり前。LDKも昔は10~12帖でしたが、いまは15帖前後。外壁も以前はモルタルが一般的でしたが今はサイディング。瓦もほとんど見なくなりました。そうした変化に伴って。左官屋さんや板金屋さんといった職人さんが少なくなりました。また大工さんも今や材料はプレカットなので、現場で加工したり、いわゆる墨付けという作業もありません。ボクの父は大工だったので、生前、「今は大工(第九)はいなくなって、ダイハチ(第八)ばかりだ」といってました。確かに私の子供の頃には自宅に加工場があり、そこで木材の加工をしていましたし、現場では【カンナ台】というのを最初に作って現場で木材の加工・調整をしていたものです。たまに近所の子供が木っ端(余って捨てる木材)を貰いに来たりして。いまではそんな風景は見られません。地鎮祭は辛うじてたまに見かけますが、建前(上棟式)はほぼ見かけません。ボクが不動産業界に入った当時は、上棟式はまだ結構やってましたげどね。それはそれで時代の移り変わりなのでしょうけど、少し寂しい気がします。
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