東京砂漠ですなぁ

再開発に伴い神宮球場周辺の木々が3000本以上伐採されるようですね。反対の署名は１０万人を超えたようですが新宿区が許可したようです。また葛西臨海公園周辺の森もメガソラーかなんだか知りませんけど伐採されるようで、その昔「東京砂漠」という前川清の歌にもあったけど東京はどんどんと緑が失われいきますね。詩人・高村幸太郎の妹の智恵子は「東京に空が無いといふ」と智恵子抄に書いてありますがなんとも世知辛い世の中になったと思います。

僕は元々東京は苦手です。ほとんど都内に出ることはありませんが、神宮球場と東京ドームにはいきます。もちろん交流戦の時のマリーンズ応援の限定期間だけですけどね。でもやっぱり東京ドームより神宮球場の方が好きですね。神宮の森に囲まれてこじんまりとしたあの球場の雰囲気が昭和時代を思い出させてくれるのです。確かに神宮球場にいくと都心の一等地とは思えないロケーションで再開発の候補になるべき場所ですが、僕は都心の一等地だからこそ緑豊かなロケーションを残して欲しいなと思います。埼玉の田舎に住んでいると本当に東京って緑が少ないんですよね。「緑が豊か」というとこの神宮の森か皇居くらいしか思いつかない。それくらい神宮の森は貴重だと思うんですけどね。草木は一度伐採すると元に戻そうと思っても長い年月がかかるんですよね。実に勿体ない。不動産屋のくせにこんなこと言うのもアレですけど僕は自然の豊かさって人間の豊かさ・生活の豊かさにに通じると思うんですよ。生活が「便利」になるのは人々にとっていい事だとは思うけど、「便利」と「豊か」はちょっと違う気がします。「便利さ」と「豊かさ」を共存させる知恵が人間にはあると思うんですけどね～。まぁ埼玉県民の僕がどうこういう問題ではありませんが、神宮球場にあって東京ドームにないあの感じが無くなっちゃうのかな？と思うと少し寂しいですよね～。今年のスワローズとの交流戦はマリンスタジアムなの神宮に行くとしたら早くても来年なんですけどその頃には開発が始まっていいるのかな？