『ふてほど』面白いわ
TBSドラマの「不適切にもほどがある!」。通称『ふてほど』が話題になってますね~。ボクもTVerで毎回観てます。主人公の“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎(阿部サダヲ)が1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしする。というそれほど目新しいストリーでもないのだけど、主人公の昭和の“不適切”な言動が、コンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与えるという斬新さ。昭和時代では当たり前だったパワハラ・セクハラその他ハラスメントな台詞と画像をふんだんに使っていてドラマ中に「この作品には、不適切な台詞や喫煙シーンが含まれていますが、時代による言語表現や文化・風俗の変遷を描く本ドラマの特性に鑑み、1986年当時の表現をあえて使用して放送します」というテロップが流れて諸々のハラスメントをチャラにしちゃうんですよね。ボクなんかモロこのドラマの世代なんでドラマ中に流れる楽曲や使われている昭和の商品など昭和感満載で懐かしいし面白い。まぁ確かに今の時代から見たらボクの育った昭和時代は酷い時代に思える。学校の教師なんて体罰当たり前だし社会人になればなったで、パワハラ・アルハラ・セクハラなんて同然の様に社内に存在していたからなぁ。もちろん当時からそうしたハラスメントに耐えきれずに会社を辞める人間も多かったけど、それによって忍耐力というか耐久性を鍛えられたという部分もあるのかなぁ。そんな昭和世代のボクには令和は少し息苦しいかもしれない。ハラスメントを気にして何も言えない時代だもんな。怖くて人と付き合えない時代。人間関係をネットの世界で築く。そのネットの世界でも誹謗中傷が繰り広げられてるわけだからね。顔が見えない分だけより恐ろしい。ボクも昔はメールより電話、電話より会って話すという方法を採用していたけどいまではメールやLINEでのやりとりが仕事だけじゃなく友人とのやりとりでもメインだもんな。確かにその方が「煩わしさ」が軽減されてラクなんだけど、ラク=楽しいではないとも思うし。もっとも、その時代の人は最初からその時代に生きているからその時代が当たり前で何とも思わないのだろうけどね。でもどこかでまた、哲学・思想・宗教に回帰する時代が来そうな気もするな。
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